山は豪雨 3日に2日は雨にあう
里では2日に一度の雨も、山では3日に2日ほどの割合で雨に遇います。
標高600m前後あたりから上部の森や山では、終日まったくの好天という日は少なく、たとえ短い時間だったり気にならない程度も含めると毎日のように雨に遇います。

もちろん正確に3日に2日な訳なく、だいたいのイメージ。
ゲリラ豪雨も
屋久島の森や山の降水量は年間8,000~10,000mmとなっていて"里の倍”。
里が2日に一日、森や山が3日に2日なのに単純に1.3倍でなく2倍となるのは、暖かく湿った空気が山を乗り越える際に気温が下がり、次第に水滴となって落ちるという雨を降らせる原理からも、標高が高くなるほどにつれて日数もさることながら雨量自体が乗算されるからです。
屋久島の森や山では平時の雨も大粒だったり、激しかったりすることが多いのですが、突然のドシャ降り“ゲリラ豪雨”もしばしば。
短時間の集中豪雨時は、沢は氾濫し渡れないほどの激しい激流と化し、登山道には水が溢れて川のよう。里の河川も濁流と化し、轟音を立てて流れます。
安全確保が最優先
比較的標高の低い白谷雲水峡でも、沢が溢れるなどの危険があり、閉鎖されることもしばしば。
入山前に大雨警報が発令されたり、増水やがけ崩れ、土砂すべりの可能性が高いときは登山口への道路が通行止めになるので判り易いのですが、問題は森や山へ入ってからの豪雨。だって携帯電話も使えない状況で警報なんて聞くすべもありませんから。
- 豪雨に遇ったら、無理な移動はしない。
- 増水して激しい流れの沢は、無理に渡らない。
- 可能なタイミングで非難小屋へ移動して待つ。
実際に危険な状況になりはじめると、前方からどんどん下山して来ます。
本当にヤバイ時は下ってくる中にいるであろう“プロのガイド”が注意してくれますから、その指示には必ず従ってください。
あと、急な豪雨の場合は雨を避けようと大きな木の下で待つのは止めてね。落雷の可能性がありますよ。
里の当日一日の降水量が10mm程度の予報なら全くへっちゃら。20~30mm程度でも、登山口まで行ける状況なら大きな危険は無いと判断して概ね間違いはありません。
前日が大雨だったり、天気予報が強い雨だったり。怪しければ登山届けを出すときに状況を問い合わせる、登山口でプロガイドらしき人に聞いてみるなど、自己判断しないようにしてください。
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