ゆっくり楽しみながら。誰もが“縄文杉”を仰げます。
「往復で9~10時間の本格的なトレッキング」なんて聞くとちょっと尻込みしますよねw
距離にして20km余り、高低差710m。しっかりと整備されたルートには、特別急な登りや危険なヶ所も無く、健康な成人なら誰でも“縄文杉”を仰ぐことができます。

盛り上がる巨大な瘤、盤踞する根、深く刻まれた皺
中2男子くらいの体力で大丈夫♪

昔は切り出した屋久杉を運んだトロッコ軌道を歩く
森林トロッコ軌道に始まり、進むほどに様々に変化する登山道、深い森を進むと次々に現れる著名屋久杉。楽しみながら“縄文杉”までゆっくりゆっくり歩きます。
屋外で10時間過ごすだけに多少の体力は必要ですが、トレーニングなど特別な準備はしなくても案外歩けちゃいます。
多少の体力って?イメージは“中2男子位”。運動部員でなく、モヤシっ子でもない普通の中学2年生くらいの体力があれば大丈夫と断言します!
プロのガイド達は仕事なので、やれ「事前のトレーニング」だの「平地で20km歩く体力」だの言いますが、ゴルフ1ラウンド、軽いジョギング、愛犬の散歩を毎日…。体を動かしている方なら、たとえ60代でも歩き切れる体力はあります!「行ってみたいな…」で終わらせるなんてもったいない~
ガイドなしの方が楽しめる♪かも。

縄文杉への登山道は迷う心配はありません
屋久島のガイドが募集する縄文杉トレッキングツアーを決して否定しません。ガイドはルートに精通していることはもちろん、安全への配慮、皆を楽しませる術を持っていますから、対価を支払うに十分値します。
ただ、体力のある人にとってガイドの作るペースに合わせて歩くことが返って疲れることも。逆に、中2男子くらいの体力で参加した場合は、周囲のペースを乱さないようにと無理をしてしまうことがままあります。
自分達だけで縄文杉へ向かっても道に迷う心配は皆無ですし、イラストマップなど所要時間の目安さえ持って行けばペースもだいたい掴めます。最悪途中で引き返すことも簡単ですし、登山道はシーズン中なら必ずたくさんの人が通りますから不安もありませんし、万が一の時も救助を乞うことも可能です。
縄文杉へのトレッキングルートでは、1~3年に一度位のぺースで救助要請があるそうです。
大半は“足首の捻挫”が原因で歩けなくなったパターン。山岳部では過去に遭難や死亡事故もありましたが、縄文杉へのルートにはそのような危険はありませんので安心して楽しんでください。
過去には“突然ヤクザルが大声で近寄ってきたのに驚き、2mほど崖を落ちて骨折した”という事故があったそうです。
捻挫してしまったら悪化する一方。軽く見ると身動きできなくなりますので要注意です。